スター・ウォーズの最近の話、アソーカとかグローグーとか日本ではいまいち知られてないと感じる
最近ディズニープラスに加入して、スター・ウォーズ作品を見放題になってるので、昔視聴した作品を含めいろいろ見ているのだけど、なんというか、アメリカでのSW文化の定着と日本のそれはやはりかなり温度差があると思うんだよね。日本だとぶっちゃけ劇場公開の実写映画である、スター・ウォーズ、Ep.4,5,6。その後の1,2,3。ディズニー買収後の7,8,9というナンバリング作品しか見てない人が大多数だと思う。つまりアナキン・スカイウォーカーから、ルーク・スカイウォーカー、そして、レイ・スカイウォーカーにつながる。スカイウォーカー・サーガである。それはそれで一貫してるのだけど。
近年ディズニープラスで連続ドラマとして制作されるSW作品は、マンダロリアンや、ボバ・フェットといった、「スカイウォーカー・サーガ」から外れた作品がヒットしている。そもそもボバ・フェットって、Ep.5で登場した賞金稼ぎで、ハン・ソロをジャバのもとに連行するためにダースベイダーに協力しただけのモブで、Ep.6で目の見えないハン・ソロに棒でジェットパックのスイッチを押されて情けない悲鳴あげてサルラックの穴にドボンしただけの噛ませ犬だった。でもなんかアメリカで人気が出て、銀河一の賞金稼ぎでマンダロリアンという戦闘民族の絶対壊れないアーマーをまとうすげえ戦士みたいに設定が盛られていく。ドラマ「ボバ・フェット」では、サルラックの穴から脱出し、ジャワにアーマーを脱がされて砂漠で死にかけ、タスケン・レイダーの奴隷になりながらもその力を示して復活していくさまが描かれる。いやまじで面白いのだ。
ドラマ「マンダロリアン」は、西部劇と日本の時代劇を混ぜたような展開で、マンダロアの戦士である主人公の賞金稼ぎが、50歳のターゲットを拉致して依頼主である帝国残党に渡すミッションを受諾する。そう。マンダロリアンの舞台は、第ニデス・スター破壊で銀河帝国が崩壊しつつあった時代の話だ。主人公がターゲットにたどり着くと、そこにはどうみても幼児なヨーダと同じ種族の子供がいた。ヨーダってルークを鍛える時点で900歳とかいってたからあの種族の50歳って幼児なんだよなあ。一度は依頼主に子供を引き渡すのだけど、どう考えてもろくなことにならないので、主人公は子供を依頼主から奪い、行動をともにする。「子連れ狼」のオマージュである。
この子供は、当たり前だけどフォース感応者であり、帝国残党は人工フォース感応者を作るためにこの子を必要としていたのだ。このストーリーの中盤、主人公はジェダイの生き残りがいる惑星を知り、子供のためにジェダイに会いに行く。そこに居たのが「アソーカ・タノ」。かつてアナキン・スカイウォーカーのパダワンだった女性だ。これめちゃくちゃ衝撃的な出会いなんである。主に視聴者にとって。
アソーカ・タノは、3DCGアニメーション作品の「クローン・ウォーズ」で登場したキャラである。実写ではなくCGアニメ作品。この作品は、NHKとカートゥーンネットワークで当時放送されていたのだけど、NHKはわりと途中で放送やめている。
カートゥーンネットワークはその後も放送を続けていたのだけど、ルーカスフィルムがディズニーに買収された時点で放送が中断される。カートゥーンネットワークはワーナー系列だったので、ディズニーはライバル企業なのである。
そんなこんなで、当初予定されていたいくつかのエピソードは映像化されずに終わった。ただ、その後クローン・ウォーズ最終シーズンがディズニープラスで映像化され、すごく印象的なエンディングを迎える。アソーカ・タノ。むちゃくちゃヒロインである。みなさんもディズニープラスに加入して、クローン・ウォーズシーズン7や、スター・ウォーズ、反乱者を通して見てほしい。今現在のスターウォーズでなにが求められているか、共感できると思う。