Nekoの契約に来たIBMパシフィックのえらいさんは安楽亭の会計をアメリカン・エキスプレスで支払った

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 Nekoというデスクトップペットの歴史をまとめたサイト。これのMac版を作ったのが僕なのだけど。なんか懐かしくなってしまった。
上記サイトでも描かれているけど。もともとPC-9801シリーズで、テキストカーソルを追っかける猫を常駐ソフトとして作成した若田部直さんという方がいらっしゃったのね。これが当時日本でかなりヒットしてたんです。PC-98シリーズは、テキスト画面とグラフィック画面が独立していたので、エキストエディタやワープロを動かしているとき、グラフィック画面は空いてたのだけど、そこに猫のアニメーションを表示してなごませるプログラムでした。

 その頃僕は、Macintosh Plusを購入していたのだけど、Macはそもそもテキスト画面がなく、全てがビットマップで処理されていたので、PC-98とおなじアプローチはできなかったのですね。なので、小さなウィンドウの中で、マウスカーソルを追いかける猫を作ったわけです。ウィンドウなので、そこからカーソルが外れたら、猫は壁にぶち当たるので、そこで爪とぎをしたり、しばらくカーソルを動かさないでいたら、あくびをし、頭を後足でかいて、やがて寝てしまう。そしてマウスを動かせばビクっと起きるというアルゴリズムを組み込みました。これが結構海外含めてうけたのですね。WindowsUNIXX Window Systemにも移植されました。

 そんなある日、IBMのパシフィック担当副社長だかの肩書の方から連絡がきまして。OS/2にNekoの画像を使いたい、お話できないかということでした。打ち合わせ場所は僕の住所の近くで良いという話だったのですが、手頃な喫茶店などがなく、最終的にファミリー焼肉チェーンの「安楽亭」で打ち合わせることになりました。まあ、天下のIBMのおえらいさんを、安楽亭で接待した人間など僕くらいではないかと思います。IBMは当時マイクロソフトと組んで、PCの次世代OS、OS/2を開発していました。これ、マイクロソフトとの間でもめて、結局MSはWindowsを、IBMOS/2を開発するというふうに分かれてしまい、最終的にはOS/2は負けてしまうのですけどね。そのOS/2の2.1に、Nekoを添付したい。プログラムはこちらで組むからソースコードの提供はいらん、画像の著作権非独占的使用権だけくれという話で。そのころすでにX11などで勝手に移植されたものが存在することは僕も知っていて、別に僕に許可を取ってるわけでも、金を払ってるわけでもなかったけれど、それらが好評だというのは聞いていたので、IBMとの契約で、それらの勝手移植が排除されることは望みませんでした。なので、「これに契約して、すでに移植されている他のプログラムを訴えるというようなことはないのですよね」と確認し、「そんなことはありません、あくまで非独占的、つまり他者の使用を咎めるものではありません」と確約して頂いたので、契約書にサインしました。なお、この交渉過程でIBMパシフィックのえらいさんは、「許可していただけなければ、それはそれで構いません、IBMの側で子犬でもなんでも別のキャラで作れますから」と言ってたのですが、これって交渉術だと思うのですが、別にゴネるつもりもないのにそんなこと言われてもなあという気持ちになりました。まあ、肉が来てからは、お互いがアマチュア無線免許持ってるとかそういう話で盛り上がり、非独占使用権を30万円で円満に契約しましたが。店を出るときにIBMの人が、「会計はこちらで」と革財布からアメリカンエキスプレスカードをスチャっと出したのに驚きました。安楽亭でアメックス!!。なかなか見ない光景ではないだろうか。はあ~エグゼクティブの人は違うなあと思った経験でした。逆に、IBMのエグゼクティブを安楽亭で接待した僕もなんだかすげえよねwww

スター・ウォーズのアニメ版「クローン大戦」は結構重要。

 スター・ウォーズ。エピソード2でクローン戦争が始まり、エピソード3で終わるのだが、エピソード3を映画館に観に行った人たちは結構唖然としたと思うのだ。いきなり銀河共和国首都コルサントで大空中戦が行われており、いつのまにかパルパティーン議長が囚われている。あと見たことも聞いたこともないサイボーグエイリアンのグリーヴァス将軍なんてのがいつのまにか重要キャラになってる。この間の話は、CSのカートゥーンネットワークでミニアニメシリーズとして描かれていた。
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このアニメを制作したのは、「デクスターズラボ」「パワーパフガールズ」「サムライジャック」を作った
ゲンディ・タルタコフスキー氏。なんというか、アールデコ調にデフォルメしたアートデザインが特徴的なアニメーターだ。この人が旬なスターウォーズのアニメを作るというのは時代的にジャストだったと思う。
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グリーヴァス将軍が初登場したとき、マスターを含むジェダイの騎士が手も足も出なかった。そして、コルサントを襲撃して、パルパティーン議長を拉致する際に、メイス・ウィンドウのフォース攻撃で呼吸器を潰されている。これがエピソード3でオビワンと戦ったときの、「なぜかやたら咳をするグリーヴァス将軍」の前提になっているのだ。

 このアニメは実際エピソード2と3の公開の間に制作されたもので、リアルタイムに当時の設定を描いているという意味で重要だ。このときのアールデコ調のキャラデザインは、のちの3DCG版「クローン・ウォーズ」にも引き継がれている気がする。パルパティーンがやたら目の下にシワとクマのある造形だったり、ドゥークー伯爵がヒゲが本体で脳みそ少なそうな顔になってたりというのは、このクローン大戦の影響じゃないかと思うのだ。「反乱者たち」ではこのキャラ造形を変えようとしたけど、どうもいまいちだったっぽくて、バッドバッチや、テイルズオブジェダイでは、昔のカクカクしたキャラデザインに戻ってる。

ジェダイの生き残り案外多い

 スターウォーズの最初の三部作のころはジェダイはもう滅んでいるという認識が銀河全体に蔓延していて、ターキン総督もダースベイダーに「彼らの生き残りは君だけだと信じる」って言ってるくらいだし、ハン・ソロは「おれは銀河系中を旅していろんなものを見てきたが、(フォースのような)超常的な存在は見たことないね」とそもそもジェダイが使うフォースというものの実在すら信じていないありさまだった。世間の認識はさておき、その段階で生き残りのジェダイはオビワンとヨーダだけ、追加で新人のルークという感じで描かれてたよね。

 エピソードI~IIIが作成されて、かつてジェダイは1万人以上いたが、クローン戦争末期にパルパティーンがオーダー66を発令して、裏切ったクローン兵たちがいきなりジェダイを皆殺しにしたということになった。この段階ではうまく逃げたことが明示されたジェダイはオビワンとヨーダだけだったので、一応それまでの設定と合ってるのだけど。このとき、アナキンに制圧されたジェダイ聖堂から、銀河系中のジェダイに帰還命令が出されていたのを、オビワンがハックして「これは罠だ、戻ってはいけない」というメッセージに差し替えたので、ここで、他に生き残るジェダイがでる可能性を残してしまった。まあ、ジェダイ全員がクローン兵と行動をともにしているわけではないので、クローン兵の裏切りだけで全員殺せないしね。

 で、その後に作られた作品では、銀河帝国成立後、ベイダー配下の尋問官という連中がいて、こいつらが銀河中でジェダイの残党狩りをしていたという設定が追加された。全員黒尽くめで、円盤に二本の刃が生える回転式ライトセーバーを持った連中だ。かなり目立つ存在だが、エピソードIVの時点では一言も語られないので、全員戦士したか、ジェダイが絶滅したと思われた段階で不要とみなされて粛清されたのだろう。どうも尋問官というのは、ジェダイ聖堂制圧時やその後のジェダイ刈りで殺されず捕まったジェダイを拷問などでダークサイドに落としてつくられたものらしい。

 エピソードIIIで帝国が成立してから、エピソードIVがはじまるまで、19年だっけ?ルークが0歳から成人するまでの時間が過ぎてるので、案外この間は長い。「オビ=ワン・ケノービ」「反乱者たち」「バッドバッチ」「キャシアン・アンドー」といった作品はこの時代を描いている。ゲームの「ジェダイ・フォールンオーダー」もこの時代だ。まあ、「バッドバッチ」「キャシアン・アンドー」にはジェダイも出てこないので尋問官も出て来ないが、その他の作品ではオーダー66を生き延びたジェダイの生き残りが登場している。

 ディズニー買収後の正史とされた作品で、オーダー66を生き残ったジェダイと、オーダー66以降生まれたジェダイを合わせると結構な数になる。

生き残り:オビ=ワン・ケノービヨーダアソーカ・タノ、ケイナン・ジャラス(ケイレブ・デューム)、カル・ケスティス、シア・ジュンダ、グンジ、グローグー
新世代:ルーク・スカイウォーカー、レイア・オーガナ(ソロ)、エズラ・ブリッジャー

 グンジは知らない人が多いと思うが、「クローン・ウォーズ」でアソーカに率いられて、ヤングリングの卒業試験に望んだウーキーの子供だ。彼がオーダー66で死んでいないのは、バッドバッチシーズン2の予告編に登場しているので明らかである。

 なんというか、かつて二人しか生き残っていなかった認識のジェダイが、帝国成立後も結構いるじゃないかって微妙な気持ちになるのである。ただし、いまのところ、彼らが登場しているのは主に帝国成立後の比較的早い時期なので、その後死ぬ可能性はある。ていうか、ケイナンはエピソードIVの前に死亡している。でも、カル・ケスティスはゲームの主人公だから死ななそうではある。現時点で、確実にエピソードIV開始時点で生き残っているのは、オビ=ワン、ヨーダ、ルーク、レイア、アソーカ、エズラ、グローグー。エピソードVI終了時点で生存が確実視されているのはルーク、レイア、アソーカ、エズラ、グローグーの5人か。確実視と言うか、ルーク、レイア、アソーカ、グローグーは、確実に生きてるんだけど、エズラが一応生死不明だから。

 エズラ・ブリッジャーはルークやレイアと同じ年に生まれたフォース感応者。ケイナンに修行を受けてジェダイの道を進むのだけど、ダース・モールに弟子認定され、シス・ホロクロンを読み解いてシスの戦い方も学び、一時期ダークサイドに迷いそうになったりしつつ、「反乱者たち」の最後、スローン大提督を巻き込んでハイパースペースの彼方に消えた。これがヤヴィンの戦いの確か一年前。その後、「マンダロリアン」でアソーカ・タノが、スローン大提督を探している、つまりはスローンとともに消えたエズラを探していることが明かされて、多分その時代、つまり第二デススターが破壊された新共和国の時代まで生き残っているだろうことが期待されるわけ。来年か再来年に放送される、アソーカのドラマでエズラ役の実写役者が決定したという話も出ているので、生き残っていて登場するだろうと言われている。

 というか、パルパティーンがあれほど暗躍して作った銀河帝国が、なんか25年位で滅んだのすげえなあ。中央アフリカ帝国のボガサ一世みたいだ。

オビ=ワン・ケノービ
ヨーダ
アソーカ・タノ
ケイナン・ジャラス
カル・ケスティス
シア・ジュンダ
グンジ
グローグー
ルーク
レイア
エズラ

フォースがともにあらんことを:悪い予感がする

スターウォーズシリーズの定番台詞に「フォースがともにあらんことを」というのがある。英語では「
May the force be with you」。これは「幸運を」くらいの意味合いで多用されるのだが、エピソード4でルークがデススターを破壊した後、オビワンの声が語り掛けるのが「Remember, the Force will be with you, always.」。「忘れるな、フォースは常に君とともにある」。この言い回しは映画のクライマックスに使われたここだけのセリフである。
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時は過ぎて2018年に放送されたアニメ「スターウォーズ 反乱者たち」の最終回、主人公エズラ・ブリッジャーは、故郷の惑星ロザルが侵略されそうになった時に、帝国軍のスローン大提督を道連れにハイバースペースのどことも知れない空間に転移する。その時仲間たちに語り掛けた言葉が「And Remember, the Force will be with you, always.」。もう、あのときのオビワンのフォースゴーストのセリフだよ!!いや、時系列的にはこっちが先なのだけど。反乱者たちのラストは、Ep.4の一年前くらいなのだ。

また、同じようにスターウォーズの映画で毎回使われる台詞に「悪い予感がする」というのがある。「I have a bad feeling about this.」や「I’ve got a bad feeling about this」というのが使われるのだ。ルーク、レイアやハン・ソロがこれらのセリフを言うシーンが毎回ある。まあ、主人公たちがピンチに陥る前に言う定番台詞である。
このセリフをなんとパルパティーン議長が言うシーンが存在する。アニメ「クローンウォーズ」のシーズン2、「コルサント炎上」。眠らせた大怪獣ジロビーストを、研究のためにコルサントに移送したはいいが、目覚めて大暴れという怪獣映画さながらの展開で、アナキン、パドメ、パルパティーンらが乗ったシャトルがジロビーストに掴まれてしまう。アナキンが「危険ですが、名案が浮かんだ」といきなりシャトルの壁をライトセーバーで切り始めると、パルパティーン議長が「何か嫌な予感がしてきた(I've got a bad feeling about this.)」というのだ。

主人公側の定番台詞を黒幕のパルパティーンが言う面白シーンである。

なろう小説「戦国時代に宇宙要塞でやってきました」。アニメ化無理そうだけど面白い

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 「小説家になろう」で連載されている小説「戦国時代に宇宙要塞でやってきました」。「なろう」連載小説は一時300本くらいブックマークしてたのだけど、いまでも毎日公開を楽しみにしてるのはこれと「マギクラフト・マイスター」くらいだ。まあ、なろう独特の「人気作品は毎日新作公開でランキング上位に食い込む」という仕組みを追い続けるのがきつくなってしまって、最近は完結小説を探してまとめ読みすることが多いのだけど。

 この作品は、VRMMO「ギャラクシー・オブ・プラネット」の廃ゲーマー、アレックスこと久遠一馬が、ゲーム中で作り上げた120人の美女/美少女アンドロイド及び、ゲーム中でも所有がとても難しい月サイズの巨大宇宙要塞シルバーンとともに、現実の戦国時代に転移してしまうという設定だ。VRMMOが実現している段階で現実の一馬のいた地球もかなり未来なのだけど、宇宙要塞や、人間と何ら変わりないアンドロイドなんて技術はそれこそゲーム内の設定で、現実の未来もそこまで科学や技術が進んでいないと思われる。なお、現実世界での一馬のプロフィールはあまり作中で語られていない。社会人であること、両親はすでに死亡していて天涯孤独であること、15年続いた「ギャラクシー・オブ・プラネット」の廃ゲーマーであることくらいだ。なお、ゲームで使用していたアバター「アレックス」は十代の若者である。宇宙要塞シルバーンはぶっちゃけデススターやイゼルローン要塞以上の生産、戦闘機能を持っていて、現実の太陽系に転移してもなんにも心配いらない。作中では近隣恒星系まで調査して敵対勢力や、同じように転移してきたプレイヤーがいないか調べてるらしき描写がちらっとある。サービス終了時にゲームの無双設定で現実世界に転移したという意味では「オーバーロード」と似た展開と言えるかもしれない。ただし、この小説のストーリー展開で、無敵の宇宙要塞シルバーンと、ゲームの中で未来技術で不老、肉体強化されているという設定は、ほとんど使われない。シルバーンは通信拠点と、戦国時代に必要な物資の製造工場くらいの役割だし、一馬と120人の嫁はあえて老化するように体を設定して、戦う時もアンドロイドの身体能力を切っていたりする。

 まあ、ゲームの最終日に遊んでたらいきなり1547年の太陽系に転移してしまい、どうしようという話で、一馬は、「日本いってみようか、織田信長とか見てみたいし」となる。当時無人だった小笠原諸島に拠点を築き、ガレオン船を作って、日本に向かう。このガレオン船も実は超技術で、自ら空中に浮上して高速で移動とかできるんだけど、港に近づいたら着水して、普通の帆船を装って入港する。たまたま立ち寄った商人としてふるまうのだけど、そこに「南蛮船が来た」と聞いた織田信長がやってきて、「俺に仕えろ」とか言い出すのだけど、「私商人だし武士らしい振る舞いなんてできませんよ」と言うも、「それでもいい」と押し切られて、信長の家臣に。

 いや、なろう系のラノベで、戦国時代に転移や転生するものはいっぱいあるし、信長の一族や家臣になる話はその中でもめっちゃ多い。まあ、大概の場合現代知識チートを使い信長の天下取りを早めたり、明智光秀の謀反を防いだり防げなかったり、とにかく戦国時代らしく戦いまくる作品が多いのだけど、この作品、信長は主要キャラで主人公の主でありそれなりに有能なのだけど、魔王イメージからむちゃくちゃかけ離れている。

 そもそも、主人公たちが転移した来た時代、信長の父親の織田信秀が健在であり、信秀の死を防いだことで、信長がなかなか当主にならない。もっといえば、尾張守護の斯波義統を救出して弑逆とかしないようにしたので、守護斯波義統の立場も上がる。尾張をおさめるのは織田信秀、その主君が斯波義統。足利幕府の三管領斯波氏が勢力を盛り返し、京都では御所が雨漏りするくらいボロボロなのに、斯波武衛屋敷が修繕されて綺麗になってる。

 しかし、この作品では、戦国時代転生もののテンプレからどんどん外れていく。まずめったに戦をしない。立ち向かってくればシルバーンで大量生産した銅銭と鉄砲と大砲、さらにボウガンやら投石器といった武器を豊富に使い槍すら合わせられない戦いをするのだが、基本的に尾張で領内をどんどん富ませる。稲などの品種改良、武士から領地を取り上げ、その代わり現金で給料を支払う。領地もちだった時と同じくらいの給料を払い、軍役負担をなくすなどして、実質よりよい生活を保障し、国人領主や一門衆の不満をなくす。台風や干ばつで困窮する庶民には土地の再開発などの賦役を食事つき、給料支払いの条件で行い、飢えないようにする。尾張国内でも食糧増産してるし私鋳銭作ってるし、なんならシルバーンでコスト度外視で作れるので経済的には困ることはない。そうすると織田領に隣接する他の領地は、隣の村は豊かなのにうちは貧しいという状況に陥る。やがてやっていけなくなり、次々織田に臣従という、経済侵略で天下統一を目指すかたちになる。

 で、こういう展開なので話が長い長い。「なろう」での連載は今日公開された話で1670話。尾張に滞在していた後奈良上皇が清州城下に引かれた馬車鉄道に試乗する話である。まじで1670話である。今現在織田家の領地は、尾張、美濃、三河、飛騨、甲斐、信濃駿河遠江、あと伊勢の一部もだったか。なお、主人公久遠一馬とアンドロイドたちは独自に北アメリカ西岸、オーストラリア、フィリピン、台湾、グアム、ハワイ、北海道、樺太ウラジオストク周辺などを領有していて、最近の話で北海道での蠣崎氏との争いから南下して青森の南部領あたりまで支配下におさめている。なお、武田信玄今川義元斎藤道三などは戦死せず、織田家に臣従している。

 というわけで、華々しい展開は少なく、話数がやたら多いので、コミックやアニメにするのは正直厳しいと思う。だけど読んでいるとなんか面白いのだ。おすすめ作品である。

昔の日本ではVisa/Masterカードは殆どなくて、JCB一強、バブル時代は丸井とセゾンカードだった


 クレジットカード。現金が手元になくてもお気軽に買い物ができる便利なプラスチックのカード。あれ、店舗に販売額を一括で振り込み、購入者からあとで取り立てる金貸しなわけなのだけど、昔はそんなに便利に使えるものではなかった。そもそもクレカに対応している店舗が少なかったので、そうそう利用できるものではなかったのだ。月賦で家電品などを購入する際も、いちいち販売店と契約していたものである。クレジットカードによる後払いを使用するためには、つまり販売店がクレジット会社
と契約する必要がある、しかもクレジットカードでの買い物の際はお店がクレジット会社に手数料を支払わなければならない。現金ならば丸ごと収入になるのに、カードだと店に損失が出るわけで、なかなか普及しなかったのだ。

 日本でこの分野のパイオニアはおそらくJCB三和銀行日本信販によって作られたブランドだ。このクレジットカードは、1960年代から1970年代に、日本全国の百貨店やレストラン、ホテルなどと契約を結び、使える店を増やしていった。かつ、海外旅行ブームにあわせ、日本人観光客が訪れる海外の主要拠点に支店を設置、加盟店を増やし、日本唯一の国際カードの地位を築いていった。

 JCBに対抗する形で、1970年代には、大信販のDCカードなど、日本国内向けのクレジットカードブランドがぼつぼつ出ていた。1980年代からバブル景気の時代に差し掛かる頃、これら、銀行、信販系の会社ではない、クレカが急速に普及する。「丸井はみんな駅のそば」のCMを打ち、全国主要都市圏の駅前に店舗を構えた丸井百貨店が丸井だけで使える丸井カードを発行。西武の堤清二が立ち上げた西武セゾングループで使えるセゾンカードを発行。おそらく1980年代にはこれらの特定店舗でのみ使えるクレジットカードがかなり流行った。このころは、日本国内では丸井やセゾンを日常の買い物に使用し、海外旅行の際はJCBカードを取得するみたいな感じで日本人は行動していたと思う。

 だけど、その後、海外旅行ブームが過熱して、海外行くとJCBが使える店舗なんてほとんどないことに気づく。世界中で使えるクレジットカードって、アメリカのVisaと、ヨーロッパのMaster。この二つは海外でもほぼ同じように使える。1980年代後半から、日本のクレジットカード会社は、Visa/Masterとジョイントしていく流れになる。

 結果的に、1990年代後半からは、日本国内の銀行や信販会社、その他金融会社が発行するクレジットカードもほぼすべてVisaかMasterとジョイントし、決済はVisaかMasterのシステムを通過するようになる。日本独自の決済システムは、ほぼほぼ消えてしまった。

 そういえば、買い物の金額を直接銀行預金から引き落とすデビットカードというものも1980年代から登場していたと思うのだけど、これも日本では独自のJ-debitというものを構築していた。銀行のキャッシュカードを店で提示すれば買い物ができるというものなのだけど、J-Debitは国内銀行の営業時間に縛られていたため、夕方以降使えないというとんでもない仕様になっていた。1980年代には普及していたコンビニで夜の買い物に使えないカードってあまりにも意味がない。なので、1990年代にJ-debitに参加したコンビニチェーンも早々に撤退してしまった。近年はネットバンクや地方銀行がVisaデビットなどをやっていて、これクレカのシステムで使えるかたちで、クレカ決済できる店でなら追加契約なしで使えるので大変便利である。

 おまけの話。クレジットカードの番号は、昔からエンボス加工されていたのだが、あれ、今みたいにオンライン決済できなかった時代に、カーボン紙を挟んでガコンと転写するために盛り上がってるんだよね。昔はクレカでの決済って、カード挟んでローラーで請求書に印刷する端末をガコンと動かして、伝票にサインして商品受け取ってた。店舗側は、一か月分の請求書をクレカ会社に送ってその分を受け取る仕組みだった。アナログだよねえ。最近はセキュリティの観点で
番号を表示しないカードもあるらしく、いろいろ変わってきているのだなあ。

「マンダロリアン」「ボバ・フェット」に登場したルーク・スカイウォーカー

スターウォーズのテレビシリーズ、「マンダロリアン」シーズン2で、帝国残党のモフ・ギデオンに誘拐されたベビーヨーダことグローグーを救出にいったディン・ジャリンと仲間たちだが、帝国軍のめっちゃ強いバトルドロイド、ダークトルーパーに攻め込まれて大ピンチ。そのとき一機のXウィングがやってくる。「Xウィング一機?すごい、助かったね」という皮肉がとびだすが、通常Xウィングは2機から5機の編隊で活動してるのだ、Xウィング一機といえばルークの単独行動という印象は旧三部作でダゴバにいったころからあった。
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たった一機のXウィングで乗り付け、ジェダイローブでライトセイバーを振るう戦士。しかもセイバーの色は緑で、右手だけ黒手袋をしている。この段階で「ルークじゃねえ??」って思うわけだよ。しかもここでの戦闘。ダークトルーパーは、マンダロリアンの戦士が必死で一体行動不能にできたくらい強いのに、このジェダイはズバズバ切っては捨て、かつてのダースベイダーの首絞め技、フォースチョークを強化したかのようにダークトルーパーを握りつぶす。
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そしてローブを脱いで若きスカイウォーカーの顔を出した瞬間、「フォースのテーマ」が流れる。「マンダロリアン」がジョン・ウィリアムズスター・ウォーズの定番楽曲をこれまで使っていなかったからこそ、ここで流れるルーク・スカイウォーカーのテーマ曲でもあるフォースのテーマがめっちゃくる。

モフ・ギデオンが自殺しようとするほど恐れたジェダイ・マスター、ルーク・スカイウォーカー。ものすごく強いんである。エピソード7以降で、カイロレンの教育に失敗して島に隠遁したジジイとは思えない強さだ。
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「マンダロリアン」のスピンオフ「ボバ・フェット」でグローグーを引き取ったあとのルークが登場しているのだが、そこにアナキンのパダワンだったアソーカもいて、ルークに「あなたお父さんとそっくり」と言ってる。ルークとアソーカが出会ったときに、アナキンの話をどれだけしたのかはさっぱりわからないのだけど、普通に考えてめっちゃ話すネタあったと思うんだよね。「お前の父をスカぴょんと呼んでた」とかwww