フォースがともにあらんことを:悪い予感がする

スターウォーズシリーズの定番台詞に「フォースがともにあらんことを」というのがある。英語では「
May the force be with you」。これは「幸運を」くらいの意味合いで多用されるのだが、エピソード4でルークがデススターを破壊した後、オビワンの声が語り掛けるのが「Remember, the Force will be with you, always.」。「忘れるな、フォースは常に君とともにある」。この言い回しは映画のクライマックスに使われたここだけのセリフである。
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時は過ぎて2018年に放送されたアニメ「スターウォーズ 反乱者たち」の最終回、主人公エズラ・ブリッジャーは、故郷の惑星ロザルが侵略されそうになった時に、帝国軍のスローン大提督を道連れにハイバースペースのどことも知れない空間に転移する。その時仲間たちに語り掛けた言葉が「And Remember, the Force will be with you, always.」。もう、あのときのオビワンのフォースゴーストのセリフだよ!!いや、時系列的にはこっちが先なのだけど。反乱者たちのラストは、Ep.4の一年前くらいなのだ。

また、同じようにスターウォーズの映画で毎回使われる台詞に「悪い予感がする」というのがある。「I have a bad feeling about this.」や「I’ve got a bad feeling about this」というのが使われるのだ。ルーク、レイアやハン・ソロがこれらのセリフを言うシーンが毎回ある。まあ、主人公たちがピンチに陥る前に言う定番台詞である。
このセリフをなんとパルパティーン議長が言うシーンが存在する。アニメ「クローンウォーズ」のシーズン2、「コルサント炎上」。眠らせた大怪獣ジロビーストを、研究のためにコルサントに移送したはいいが、目覚めて大暴れという怪獣映画さながらの展開で、アナキン、パドメ、パルパティーンらが乗ったシャトルがジロビーストに掴まれてしまう。アナキンが「危険ですが、名案が浮かんだ」といきなりシャトルの壁をライトセーバーで切り始めると、パルパティーン議長が「何か嫌な予感がしてきた(I've got a bad feeling about this.)」というのだ。

主人公側の定番台詞を黒幕のパルパティーンが言う面白シーンである。