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アニメ「聖剣使いの禁呪詠唱」12話はもともとOPなし最終回だったんじゃないかな

アニメ・ゲーム

「聖剣使いの禁呪詠唱(ワールドブレイク)」最終回の12話では短縮版OP、提供、CM、そしてAパートという構成だった。短縮版と行ってもOPソングをどうにか歌の体裁を整えて短縮したわけではなく、歌詞の途中で途中でフェードアウトしてしまうという、あまりみかけない形ではじまった。こういうNHKアニメの民法再放送みたいな、雑な作りはあまりみない。事実どうだったのかは知らないが、これってもともとOPなしで本編をたっぷり見せる予定(最終回などではよくあるパターンだ)が、制作が間に合わず、尺が足らなくなったために時間合わせでOPを半端に使用したんじゃないかと思うのだがどうだろうか。

 

このアニメ、ライトノベル原作で原作が途中であることもあり、アニメオリジナルのラスボス的存在を追加して1クールで区切りをつける形になっている。しかもこのラスボス戦を第一話アバンでまず描いてから時間をさかのぼって本来の物語を始めるという形をとっている。これはうまくいけばカッコイイ手法であるのだが、現代のアニメではままあることだけど、話数の後にいくほどあきらかに作画などのレベルが下がっていて、現場の作業が押してることがよくわかるのだ。

 

結果、第一話冒頭で描かれた未来のラスボス戦が、まだ余裕のある時期の作画であるため、非常に滑らかに、動きも豊かにかっこ良く描かれているのに、最終回いよいよそのラスボスと戦うことになった時に、すさまじく動かないということになっている。こういう構成であるため、最終回は第一話とほぼ同じシーンがいくつもあるのだが、第一話ではむちゃくちゃ動いてたラスボスのドラゴンが、最終話ではほとんど静止画で、編集も失敗と言って良いレベルで、素直に見ると何が起こってるのか謎、もしくは失笑してしまうというレベルの画面になってしまっている。いっそ第一話の動画を切り貼りして編集すべきだったんじゃないかと思うようなことになっているのだ。

 

作監チェックや動画チェックも機能していないのではないかと思われる部分がちょこちょこある。もうそんなレベルの追い込みではなかったのだろうと思うとほんとアニメ業界大変だなあと思う。

 

ただし、このアニメ、もともと「ウイーアーザセイバーズ!」のジャパニーズイングリッシュすぎる掛け声とか、ピンチになると毎回前世の超絶呪文を思い出して「思い…出した」と三点リーダ付きでつぶやき、チート級の技で敵を倒すというお約束感とかの、微妙にちょっとずれた感覚があって、そこが癖になる面白さになって受けていたので、最終回のいろんなテンパリ具合もすでに調教されたワルブレファンにとってはご褒美になっていた点は否めない。円盤で綺麗に本来あるべきかたちにリテイクされるとしたら、「放送版」を同梱してほしい作品の一つである。