red5でUSTとかJustin.tvみたいなサイトを作るアプリケーション
red5というのはフリーのRTMPサーバソフトウェアで、AdobeのFlash Media Serverと似たようなことができる。とはいえ、これを入れただけでUstreamみたいなサイトが作れるわけではない。Webカメラとの接続を受け持ったり、その映像をを適切に配信するためのアプリケーションを組み込まないといけないのだけど、なんかJavaやらAS3やら使わないといけないのでめんどくさい。一応簡単に済ませるなら同梱されてるデモアプリで一応配信ページを作ることは可能なんだけど。あくまでデモ用なのでユーザー認証しての配信開始とか、映像とチャットを同時に表示したりとかまではやってくれない。
ちょっと探してみたら。VideoWhisperというアプリケーションがあって、どうやらいい感じらしい。これは有料アプリケーションだけどフリー版もあるので試しに入れてみる。
用途事にいくつかのソフトがあるが、ここはLive Streamingが目的にあいそう。
設定がややこしいが、まず全アプリケーション共通ユニットであるVideoWhisper RTMP Applicationsをred5のインストールディレクトリにあるwebappsの中に入れる。ダウンロードしたzipファイルを展開して出てきたvideowhisperというディレクトリをwebappsの直下に配置すればOK。
LiveStreamingアプリケーションはスタンドアロンの物の他に、いくつかのCMS、blog用のものがある。Wordpress用のプラグイン版はWordpressの管理画面から検索して一発インストールできる。
プラグインをインストールして有効化したら左の「設定」というところにLive Streamingという項目が表示されるのでクリックで設定画面が出る。
RTMP Addressに
rtmp://ホスト名/videowhisper
と入れればOK。
Who can broadcast video
のところで
All Members
を選べば、自分のブログにメンバー登録した人誰でも配信ができる。特定のユーザーのみに許可したい場合はその旨設定可能。
配信できるのはブログのメンバーに限られるので、知らない人がいつのまにか自分のサイトで放送していたという事態は避けられる。
プラグインを有効にすると配信開始用のウィジェットが使えるようになる。ウィジェットをクリックすれば配信ページが表示され、Webカメラに接続して配信ができる。配信ページに視聴ページのURLや埋め込み用コードが表示されるのでそれを視聴者に公開すればいい。
動画の横にチャットフレームが表示され、チャットには任意のハンドルを設定して書き込むことができる。まこれ一個で十分な機能があるのだけど、残念なことにフリー版だと10人しかアクセスできない。まあ回線のあまり太くない自宅サーバなどでは10人も繋いだら結構きつきつだと思うけど…
ところでほとんどの人にとっては、こういうのを自前のサーバにインストールしてUSTもどきをやろうというのは理解不能だと思う。だってUSTやればいいんだから(笑)。
実はUSTとかあのへんのサービスは非常に配信する内容に神経質なのだ。絵描きがイラストや漫画を描く様を実況していて、おっぱいとか描いちゃうとすぐにBANされるので、ちょっとアダルト方面の絵描きにとってはとてもじゃないが使えないサービスなのだ。