宮城県、エクシングワールドのビズインターナショナルを悪質な業者として公表
以前書いたエクシングワールドについてのニュース。宮城県では被害を訴えた消費者のほとんどが20代前半の女性だったそうな。
以前他で見聞きした話では、引っかかってるのは中高年層のPCに詳しくない人、主婦層などだったのだけど、大学出たての若者を狙うってのもこの手の商売の常道ではある。
- 「かならず成功する」と告げる
- 友人を配して断りにくい雰囲気を作る。
- 誰かに相談するというと「自分で決めなきゃダメ」とごり押し
- お金がないというと消費者金融の利用を進める
ブログなどの記事としては見ていた話だが、行政が認定した意味は大きい。これらの行為は特商法に完全に違反している。しかも県が指導したにもかかわらず改善されなかったというのであるから、会社の責任はあきらかだ。
ただし、ビズインターナショナルという会社は資本金1000万円、レンタルオフィス使用と、非常にダミー会社っぽいので、ここが摘発されたとしても、お金が全ての被害者に戻るのは難しそうだ。三つの会社が絡み合った複雑な図式になっているのだけど、neoneo ealesさんがわかりやすい年表を作ってくださったのでそちらを見て欲しい。
前にも書いたけど、エクシングワールドという仮想空間は、ユーザーが嫌がる仕様の塊である。プレメンバーにアメを与えるため、ユーザーがどんどんお金を払う仕組みを作らなければならなかったとしか思えない。したがって仮想空間としてとても成功するとは思えず。運営が本気でこの事業を起こそうとしているとは思えないのだ。つまり「成功するはずのない仮想空間」というダミー商品を使った実質的なネズミ講ではないかという事だ。
プレメンバーに登録してしまった人は、できるだけ早く消費者センターなどに相談し、解約したほうがいいと思う。不実告知の事実などがあった場合はクーリングオフ期間を過ぎていてもお金を取り戻せる可能性は高い。