オマージュとかパロディとかキリストとかデスノートとか

コードギアスのサクラダイトは、あきらかにマジンガーZのジャパニウムのオマージュだと思うのだか、さすがにこのへんはググると沢山言及してるページが見つかる。ところでジャパニウムについては、最初のTVシリーズで言及してたっけ?

ググっても出てこないので僕の妄想かしらって思うのが、デスノート(原作)のラストはキリスト教発生のパロディなんじゃないかってこと。キラ=夜神月が活躍してた期間、あきらかに世界は影響を受けていたが、死んだあとは以前の日常に回帰している。そんな形でストーリーを閉めた後、キラを崇拝するカルトの様子が描かれて終了。

キラカルトは、あきらかに死んだキラを神として崇拝しているわけで、これは死んだイエスを神に祀り上げたローマ時代の初期キリスト教徒を髣髴とさせる。

イエスの活動と死については、なにしろ新約聖書以外にほとんど資料が存在しないので、実体を知るのは難しいのだか、とにかくローマに支配されたユダヤで従来の価値観を覆すような教えを説き、おそらく30前後で処刑された人なわけだ。ナザレのイエスという人物が神の子でメシアと自称し、ユダヤの支配者層によって告発され、ローマの提督によって処刑される(新約聖書学的には、イエスが自らメシアと自覚して行動したかどうかは微妙なところだが)。
結局イエスの活動は当時のユダヤにおける宗教的分派の一種として歴史に埋もれるはずだった。ところが彼をメシアとみなした信者達は、「死んだメシア」というウルトラCで信仰を保つことに成功する。旧約聖書をあさって、イエスがメシアであり、メシアは一度死んで蘇るという教義を正当化するわけ。おそらくその過程で実際のイエスの言動とは関係ない要素もイエスが行った奇跡の一覧に加えられたはず。

キリストカルトはやがてキリスト教になり、最終的にローマ帝国の国教となり、実に21世紀にいたる西欧文明の基盤になる。

もしデスノートの原作者がそれをネタにしていたとしたら。あのデスノートのラストは、一旦キラ以前の日常に戻った世界が、やがて理想化されたキラのイメージを持つ宗教に支配される未来を暗示していたのかもしれない。

考えすぎかなあ。どうですか?大場つぐみことガモウひろし先生。僕の読みは外れてます?ついでに聞きたいんだけど、バクマンの真城最高のおじの川口たろうって、ガモウひろし先生自身がモデルっぽいけど、おじさんが死んでるのはドラマ上の都合だけ?それとももうガモウひろしとして作品を発表しないという意思表示?

ITMediaの記事:「Second Life“不”人気、7つの理由」を改めて検証する


微妙な記事

えーと、微妙に誤解を招きそうな部分がいくつか…

「3Dアイテムを制作するなど重い処理をしない限り、Netbookでも問題なく動く」と米Linden Labの日本担当責任者ジェイソン・リンクさんは話す。

NetBookってもいろいろあると思うけど、少なくともAtomIntelチップセット内蔵グラフィックという、3〜5万円程度のマシンだと、まともに動かない。一秒一コマ動くかなーという感じ。チャットなんかした日には、キーを叩いてから文字が表示されるのに待たされるといういまどきめったにない体験をするハメになる。
GeForce9400M搭載機とかを基準にしてるのかなー。

右も左も広告だらけ

 ブーム当時はSecond Lifeには、ユーザー規模に見合わないほど多くの企業が参入しており、企業がPRのために作った広告SIMが数多くあった。だが今はほとんどの企業が撤退しており、広告SIMは減っている。

企業の撤退のせいで広告が減ったって感じじゃないです。というか、広告用の企業SIMを指して「右も左も広告だらけ」って言うかなあ。企業SIMは見に行かなければ気にならないし、見に行くときはその企業の情報を見たいわけだから、それ自体なんの問題でもない。広告といえばメインランドの景観を著しく損なってた林立する広告塔だったと思うのだけど。あれについてはリンデンラボが規制したのでとてもすっきりしました。

人気の場所はエロかギャンブル

 2年前は、アダルトコンテンツとギャンブルが人気だったが、現在はギャンブルは禁止され、アダルトコンテンツは規制が入ったため、これらのコンテンツはなくなるか、目立たなくなっている。

えーと、これだけじゃ、人気の場所がなくなったとしか読めないんだけど。
代わってなにが人気のコンテンツになったのか、そのへん調べたほうが記事として面白いと思う。日本関係のSIMではダンスやDJが結構もりがってるので、そのへんを調べてみてはどうだろう。バンドやDJが頼まれてあちこちのクラブやSIMのステージを使ってイベントをやる動きは、以前からあったけどここ一年かなり増えている。

気になったコメント

このITmediaの記事へのはてブコメントでちょっと面白いのがあった。

id:FTTH # |ω・)…… Pixiv連動で「オンライン路上の絵売り」とかやったら絵的には面白いかもなw

これ、普通の方法では難しい。SL内でスクリプトを使って外部のウエブサイトにアクセスすることは出来なくはないけど、テキスト以外のデータは取り込めないし、ページの容量が2kBを越えると失敗するというひどい仕様なのだ。つまり外部ウエブサイトから画像データをコピーすることはできない。SL内で画像を表示するためには基本ユーザーが手動でテクスチャデータとしてアップロードしなければならず、この際10L$(約4円)の手数料がかかる。

方法としてはBotをプログラムで操作して、お客に選んでもらった画像を自動的にPixivからダウンロードし、SLにアップロードして10L$プラスなにがしかの儲けを載せてお客に売るというのが考えられる。ただし、Pixivにあがっている画像をお客に任意に選ばせるところまで考えると技術的にさらに厳しくなる。ていうか、お客は自分でPixivにアクセスすれば無料でダウンロードできるということに気づくだろうから、ほとんど「絵売り」としては意味がないねー。まあ、確かに絵的には面白い。

どうでもいい話だが

昔「兜十蔵ってものすげー悪役面してるし、孫にいきなり『神にも悪魔にもなれる』なんてたきつけてるし、絶対昔ドクターヘルの仲間だったに違いないぜ、だいいち顔がそっくり」みたいなこと言ってた知人が、真マジンガーの第二原画やってた…今後もやるのかな?

ちなみに僕はTV派で、兜十蔵はわりとおだやかな老博士の印象だったので、一応あとから漫画版のすごいキャラは知ったけど、いまいちぴんと来なかったものだ。漫画でも顔が怖いのをギャグにしちゃってるし。

ちなみに映画「マジンガーZ対暗黒大将軍」の「マジンガーZ!これを使え」ってグレートが剣を渡す展開、TV版だとないんだよね。ていうかグレート登場時点でZの両腕使えなくなってるし。全く戦闘獣に手も足も出ないっぷりはTVの方が強烈。映画と違ってテレビだとたった二体の戦闘獣にコテンパンだし。グレートの圧倒的な強さを見せ付けて主役交代をスムーズに進めるという目的上は、TVの方が納得できるのかな。

ちょっとyoutube東映アニメーションの有料配信でマジンガーZグレートマジンガーのところどころを見直してみたんだけど、おもしろいなww
上述のマジンガーZ最終回も映画版みたいにむりやり兜剣蔵博士に謎の預言者とかやらせてない分違和感はないし。中盤のあしゅら男爵が死ぬ回とかかなりよくできてる。ゴーゴン大公が思わず復讐を誓うほどにあしゅらがいいキャラになってるし。

子供の頃、グレートの登場と新番組への移行にはかなりわくわくした覚えがあるんだけど、実は大人になってふとグレートの主題歌すら覚えてなかったことに愕然としたんだよね。ドクターヘルの機械獣に変わって、ミケーネの戦闘獣が敵になったってのは覚えてたんだけど、どうも細部が思い出せない。「暗黒大将軍なんていたっけ?」ってくらい、ミケーネの幹部連中も覚えてなかった。グレートの後半ドクターヘルが死神大元帥として復活するってのも完全に忘却の彼方だったし。一応Zのときはあしゅら男爵、ブロッケン伯爵はもちろん、ピグマン子爵も名前の記憶だけはあったんだけどね。

グレートの終盤で兜甲児が戻ってくる展開、科学要塞研究所が襲われて大ピンチ。もうバリアも破れて敵要塞の攻撃でボロボロになって傾いてる段階で弓教授がアメリカの甲児に電話で「飛行機をチャーターして戻ってくれ」

えええええ?
すごいです。普通の飛行機でアメリカから日本までやってきて、富士の裾野にパラシュート降下し、光子力研究所から出撃して科学要塞研究所を救っちゃいます。一体何時間頑張ったんだ科学要塞研究所。

しかし、マジンガーZではミケーネの戦闘獣に手も足も出なかったはずなのに、とくにを改良したとかいう話もなく最終回まで戦って、光子力ビームで戦闘獣を撃破したりしてるんだよね。漫画版では装甲を超合金ニューZにしたりとか、マジンガーZ強化の説明も少しあったんだけど。