エクシングワールドベータ版公開

一部で話題のXing World (X-i)だが、やっとプレメンバーむけのベータテストが始まったようだ。
クライアントのダウンロードサイズが1.5GB(!)とか、起動できない(VC++2008ランタイムを別途入手する必要がある)とか、なかなか素敵な話が聞こえてくるが、とにもかくにも、おめでとうございます。

ベータ公開サイトは
http://www.3dbeta.jp/

ただし、あらかじめはがきでID,パスワードを送付されたプレメンバー以外はトップページ以外には入れず、内容の紹介もなにも見ることができない。
トップページに一枚だけ貼ってある画像は、銀座の風景をバックに、アバターが並んでいるものだが、なぜかアバターの陰影処理が全くなされておらず、スキンに描かれた濃淡のみののっぺりした画像になっている。なんか昔のセカンドライフみたいw

ちなみに、プレメンバーなのか、プレメンバーの家族なのか知らないけど、実際にやってみた人のブログが
http://ameblo.jp/x-ii11/entry-10289727450.html

ヘルプページの画像が上がっているが、これを見る限り、画像のクオリティはセカンドライフ並といったところか。少なくとも例の宣伝ビデオとは偉い違いである。

ちなみに、クライアントソフトのフォルダ内に、「fantasydemo」というフォルダが存在し、その中に

このような画像ファイルが存在することから、海外メーカーのMMOエンジンを使用しているものと思われる。
「ファンタジーデモ」とはなんぞやというと
http://www.bigworldtech.jp/games/index.php
このページの一番下に、

BigWorld のファンタジーデモ
BigWorld のファンタジーデモは、当社のライセンシーにサンプルコードとして提供されます。完全なミニ MMO であるファンタジーデモには、取引システム、コンバット、AI、パシング、チャット、およびその他のシステム用のサンプルコードが含まれています。

とあることから、サンプルとして提供されているネットゲームのソースであるらしい。ひょっとしてこのサンプルをカスタマイズして銀座にしただけなんじゃ?とか思ってしまうが、実際の所はわからない。

しかし、現時点で銀座だけ、それも、2chで実際に入ってみた人の話を読む限りきわめて練り込まれていない状態のようだ。有志の手で動画もアップされているが、「後ろ歩ききめぇ」などと笑われている。

もちろん、プレオープン、ベータテストということだから、完全な品質を求めるわけにはいかないのだが、ホントにハリボテの街をただ歩いてチャットできるだけらしい。確かプレオープンから一般オープンまでの間は、プレメンバーがマンションや商店を作る。そして一般オープン時には街が完成しているという話だったはずだが、建物を造ったり、商品売買のシステムを構築したりという事についての情報はなにも出てきていない。前述のBigWorldでサポートされる3Dモデリングツールは3D Studio Max/Mayaということだが、なんか40万出してプレメンバーになって土地を買えばウハウハですよって言われて訳もわからず入っちゃったお父さんや学生さんがあの高価なシステムを買ったり使いこなしたりするとは考えにくい。宣伝ビデオでは「各種出店テンプレートをご用意しています」とか言っていたが、それはできているのだろうか。

やはり、ありもののエンジンにとりあえずビルだけ並べて「はいできました」って見せるためだけのシステムに思えてしまう。