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武道を極めても魔法のような強さは得られないと思う

中国武術とか合気道とかってちょっと信じられないエピソードあるじゃん。李書文が掌打を放ったら相手の頭部が胴体に埋まって即死とか。いやいやそれはないって思うでしょ。思わない?掌打で頭が胴体に埋まって即死だよ。つうことは肩の筋肉だけで円弧の動きで、手のひらで頭を叩いて頚椎や脊髄グシャグシャにつぶしたってことだよね。どう考えても無理でしょ。そんな速度が出せたとしても多分掌打放った腕の骨のほうが折れる。

合気道の開祖、植芝盛平のエピソード。銃弾がスローモーションに見えたとも、弾が来る前に光の筋が見えたのでそれを避けたとも。いやいや神経伝達速度を考えるとありえないから。

 

朝日新聞で、中国武術が理屈にあってるという記事があった。中国拳法での打撃の際、体を沈めるが、それによって体重が上がったのと同じ効果が出る。うん、それはありうる。けど大した効果はないと思う。体の落下って即座にできるものじゃない。膝の力を抜いて体を落としても自由落下の初速度はゼロ。秒単位で待たないと大した運動エネルギーは得られない。体が落ちかけた瞬間に踏ん張って拳打なり肘なり撃ちだすよね。重いほうが踏ん張り効くから多少の効果はある、でも多少でしか無い。これを速くしようとして、力を抜くだけじゃなく膝を急速に曲げたら、足が浮いてしまう。慣性の法則だ。自由落下より速くはできない。できるだけ落下距離を稼いで踏ん張ったほうが体重効果は上がるが、その分落下時間がかかって隙だらけになるし、 尻が地面についた後はもう効果が無い。するとゼロコンマ数秒で体を落としつつ打撃を出すことになる。沈墜勁っていうの?まあ、計算してないけど、空手の正拳の倍も威力出ないんじゃねえかな。

 

初期の「グラップラー刃牙」で紹介された剛体法、打撃の瞬間全身の関節を固めると、体重相当の鉄球が衝突したのと同じ効果。いやないない、百歩譲って関節がほんとに剛体並みに固まったとしても、骨や筋肉の密度や強度は鉄と大きく違う。骨が砕けて自動車のクラッシャブルゾーンみたいに衝撃吸収してしまう。同質量の鉄球がパンチと同じ速度でぶつかったようにはならない。

 

ところで塩田剛三とかって実際の映像が残ってるけど、8人に襲い掛かられて全員次々投げ飛ばすじゃん。

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これさあ、後ろから上半身と下半身同時にタックルとかしねえのな。順番にとびかかってんの。合気道のこういうやつ。結局いかがわしい気功で飛ばされるのと一緒で、弟子に「順番に飛ばされる」リハーサルさせてんじゃねえの?

 

いやよく、合気道のこういうのがまるで演技みたいに見えるけど、飛ばされる方もある程度鍛えてて、派手に回転することで怪我しないようにしてるのだ。みたいな話は聞くのだけど、弟子じゃないヤクザとか喧嘩屋が8人一斉に飛びかかっても勝てるのか?実は無理なんじゃねえの?

 

いや、無手の一対一や一対二で、あるいは相手がナイフくらい持っててもさばける技量ってのはあるだろうと思うのだけど、なんかこういう人たちってさあ、一対多とか、絶対無敵っぷりがうさんくさすぎるんだよね。