セカンドライフのリンデンラボが次世代仮想世界を開発中とか

話題になるたびに「まだあったの?」といわれるセカンドライフ。これの開発運営元であるリンデンラボが次世代の仮想世界を開発中らしい。

実際の所セカンドライフはまだ利益を上げている。サーバー、クライアント(ビューア)ともにバージョンアップを重ねているし、画面も日本で話題になった2007年ころのイメージとは全然違うものに進化している。とはいえ、11年も前に作られたシステムを、互換性を損なわないように改良し続けてきたものなので、今となっては色々と無駄になってるところとか、制限になってるところとか出てきてると思うのだ。なので、後方互換性を切って新しい仮想世界を作るというのは「あり」だと思う。

現在のところ、この新しい仮想世界はセカンドライフを置き換えるものではなく、併存するものであるようだ。なので「次世代セカンドライフ」とか、「セカンドライフ2」という呼称はなされておらず、「リンデンの次世代バーチャルワールド」と呼ぶしか無い。

 

現在のセカンドライフは、WindowsOSXLinuxで利用できる。これらのプラットフォームでビューアのソースを共通化するため、3Dの表示にOpenGLを使い、Havoc物理エンジンを組み込んでいる。要するに結構低レベルから自社で開発したエンジンで動いてるわけで、セカンドライフ開発当時ならこれがあたりまえの選択だったと思うのだけど、いま新たに作るなら、Unityみたいな、プラットフォームごとに最適化が可能な市販のゲームエンジンを使用するんじゃないだろうか。かつてセカンドライフでやろうとしてこけたWebブラウザからの接続も可能になるだろうし。そのあたりも気になるところである。