セカンドライフがポリゴンメッシュのインポートをサポートするらしい

セカンドライフは、当初アバター以外複雑な形状のオブジェクトのない世界だった。そこにあるのは立方体や球体や、円錐やトーラスといったプリミティブを変形したりカットしたりして組み合わせたものでしかなかった。

2006年にスカルプテッドプリムが導入された。これは立体の表面の凹凸を画像データに変換して「スカルプテッドテクスチャ」としてプリミティブオブジェクトに貼り付けると、その凹凸データに従ってオブジェクトが変形するといいうもので、外部モデラーで作成した形状データをスカルプテッドテクスチャとして書き出すことで、複雑な立体物を取り込めるようになった。

ただし、この方法だとどうしても細かいところが潰れたり、おかしな変形をしたり、スカルプテッドテクスチャがビューアに読み込まれるまではもとのプリミティブ形状(球体や立方体)が丸見えで、読み込まれると「パカ」っと変形するというもので、オブジェクトのモデルデータそのものを読み込む機能は待望されていた。

サンフランシスコで開催されたSLCC 2009というセカンドライフのコンベンションで、とうとうポリゴンメッシュのサポートが発表されたらしい。実際に一般に公開される時期はまだわからないが、コンベンションでは、ベータ版のビューアを使って超人ハルクのモデルを読み込む様が公開されており、興味深い。