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エクシングワールド

仮想空間に優先的に土地を取得する権利を得られるプレメンバーになりませんかという宣伝。

なんでこれに引っかかるのかと思うくらいあからさまに詐欺っぽいのだけど、インターネットやオンラインゲームといったものに詳しくない主婦や老人が結構はまってるらしい。
まあ、電通が一時期セカンドライフをプッシュしていたおかげで、Webの次はメタバースだってな一部企業の皮算用があって、さまざまな仮想空間ができつつあって、そのうちいくつかは長く残っていくのかもしれないなーってところだけど。そのへんのメタバース業界の、のちに記録されるであろう歴史の中では完全に闇に葬られそうなエクシングワールドである。

上の宣伝ビデオを見れば分かるのだが、全くなにひとつユーザー視点でいいことがないのだ。いや、画面が綺麗とか、日本人に親しみやすいアバターとか、そういう通り一遍の宣伝はあるのだけど(それが実現できるかも怪しいと思っているが)、ひたすら謳いあげるのが、一般ユーザーがいかにお金を使うかの説明。いわく、活動するだけでエネルギーが減るので有料で食事を取る必要がある。必ず住居を定めなければいけないので不動産業がもうかる。移動に使う交通機関などのインフラ使用料はプレメンバーに還元。

つまり。一般ユーザーは動くだけで金を取られ、住む場所の家賃として金を取られ、電車を使うたびに金を取られるということだ。こんな条件でだれが遊ぼうと思うだろう。
ちなみにプレメンバーになるための費用は40万円弱である。

エクシングワールドをとりあげた「さんたのブログ」ではプレメンバーと否定派が入り乱れてかなり盛り上がっている。
http://santa21.air-nifty.com/blog/2008/03/xing_world_f377.html
http://santa21.air-nifty.com/blog/2008/12/post-86fb.html

いろいろ調べてわかるのは、これはマルチ商法であり、プレメンバーが知り合いを勧誘して、自分の下位のプレメンバーが納めた40万のうちいくらかを得ることで利益を得るのが主目的になっているという事だ。となると実は仮想空間、エクシングワールド自体は成功しようがしまいが関係ないという事になる。ただしそれを公に言ってしまうと、特定負担の対象が実在しない、すくなくとも成功は見込めないことになり、連鎖販売取引(マルチ)というより無限連鎖講(ネズミ)に近いということになってしまう。

オープン後の土地収入を当てにしているプレメンバーと、実質ネズミ講的なマルチの部分で稼ごうとしているプレメンバー、はたしてどっちが多いのだろうか。

もちろん、エクシングワールドが大成功を収め、プレメンウハウハ、一般ユーザーも素敵な仮想空間で遊べてハッピー、となる可能性もゼロではないので(僕個人はとてもありえないと思うのだが)、絶対詐欺だからやっちゃダメとはいえない。そこが上手いのかな。